7 pistole per i MacGregor
製作国: スペイン/イタリア
監督: フランコ・ジラルディ(フランク・ガーフィールド)
出演: ロバート・ウッズ/フェルナンド・サンチョ/レオ・アンチョリス

【あらすじ】

テキサスで馬の牧場を営むスコットランド移民のマッグレガー一家の牧場に馬泥棒たちが押しかけて来る。二組の老夫婦が迎え撃つが、家の中にまで入り込まれ、火を付けられる。あわやという場面で彼らの7人の息子たちが帰ってきて、無法者たちを撃ち殺すのだった。

兄弟の中で負傷したジョニー(サトゥルノ・チェッラ)を家に残し、グレガー(ロバート・ウッズ)を始めとする6人の男たちはラス・メサスに200頭の馬を売りに出かける。しかし、ラス・メサスはサンティリアナ(レオ・アンチェリス)率いる無法者に占領されていた。彼の手下である馬商人クロフォード(クリス・ウエルタ)と馬の売却価格で揉めた男たちは酒場で殴り合いを始め、保安官(モリーノ・ロホ)によって収監されてしまう。

夜中、脱獄した6人は馬が盗まれていることに気づき、足跡を追いかけて行く途中、一軒の炎上する農家を見つける。そこはカーソンの家で、主人はサンティリアナの手下に殺され、娘のロジータ(アガタ・フローリ)が家を守っていたのだった。

グレガーは名前を変え、サンティリアナの手下として一味に潜り込む。そして、サンティリアナ一味の犯行計画を弟たちに伝え、弟たちは先回りしてサンティリアナのふりをして銀行強盗をしたり、彼の手下であるミゲル(フェルナンド・サンチョ)が護送中の銀塊を横取りしたりすることでサンティリアナの邪魔をする。しかし、列車強盗を横取りした際にグレガーの正体がサンティリアナにバレてしまう。

拷問を受けるグレガー。連絡係としてやはり一味に潜り込んでいたロジータが全てを白状してしまったことにより、兄弟たちは捕まってしまう。グレガーとロジータは監禁されていた牢から抜け出し、グレガーは間一髪のところで兄弟たちを助る。兄弟たちはサンティリアナのアジトの建物に籠城する。

翌朝、サンティリアナ一味の総攻撃を迎え撃つ兄弟たちだったが、銃弾が底をつき、もはやこれまで、というタイミングで遠くからバグパイプの音が聞こえて来る。ロジータに急を知らされたアリステア(ジョルジュ・リゴー)、ハロルド(フランチェスコ・テンシ)を始めとするマクレガー家の人々が増援にやってきたのだった。バタバタと倒されて行くサンティリアナ一味。グレガーはサンティリアナと殴り合い、格闘の末、自らのナイフを胸に刺されてサンティリアナは絶命するのだった。

牧場に戻った兄弟たちは、グレガーの妻となったロジータも交え、「ウイスキーと栄光を!」というマッグレガー家のスローガンで乾杯するのだった。

【感想】

日本には本作とその姉妹編である『殴り込み兄弟』(1967)、そして『必殺の用心棒』(1966)が紹介されているフランコ・ジラルディ監督の初期のマカロニウエスタン。というか、ジラルディは全部で4本のマカロニウエスタンを監督しているのですが、全てが67年までのブーム初期に作られています。

あらすじを見ていただくと分かる通り、『荒野の用心棒』(1964)以来の定石を踏襲しつつ、かなり明るくコミカルな作品に仕上がっています。オープニングのアリステアとハロルドの老人2人がなんやかんや言いながら大砲まで持ち出して馬泥棒を撃退するシーンや、クライマックスでキルトを履いてバグパイプを吹き鳴らしながら救援にやって来るシーンなど、スコットランド移民のステレオタイプ的な描写ながら、なかなか微笑ましい。

原題の「マッグレガーのための7丁のピストル」の通り、マッグレガー家の7人の息子たちが物語の中心なのですが、ジョニーは序盤の戦いで負傷し、終盤の救援まで出てこないので、実質的に6人が中心となります。とは言え、牧師かぶれのジョニーは終始黒づくめの服装をしており、兄弟の中で実は一番キャラ立ってるんで、印象には残るんですが。また、若者は7人いるんですが、彼ら全員が兄弟なのか、一部がアリステアの息子で一部はハロルドの息子なのか、その辺がイマイチよく分かりません。

兄弟たちを演じるのは、ロバート・ウッズ、マヌエル・サルソ、ナッツァレーノ・ザンペルラ、パオろ、マガロッティ、フリオ・ペレス・テベルネロ、サトゥルノ・チェッラ、アルベルト・デラクアの7人。ロバート・ウッズは主演級のスターですが、他にもザンペルラ、デラクアあたりはマカロニウエスタンでチラチラと見かける印象。