製作国:日本
上映時間:60分
監督:藤浦敦
出演:安西エリ/立川談十郎/江崎和代/野上正義

藤浦敦監督の手によるにっかつロマンポルノ。本作はロマンポルノの中でもポルノ成分多めで、ストーリーはあってないようなものなのですが、人気が出たのか、同監督の手により『くいこみ海女 乱れ貝』(1982)、『絶倫海女 しまり貝』(1985)と、3本の海女シリーズが作られています。

過疎化が進み、海女が一人しかいなくなってしまった房総の漁村。大漁のため、海女が足りず、村長の息子・信夫(立川談十郎)が東京に行って、村から出ていってしまった若い娘を連れ戻すことになります。大学生の雅代(蘭童セル)、自衛官だった知子(マリア茉莉)、カメラマンの三紀(沢木美伊子)、トルコ嬢の明美(青野梨魔)、そしてスチュワーデスだった翠(安西エリ)を連れてくることに成功した信夫でしたが、翠に対し、結婚の約束をしてしまったため、元々恋人だった飲み屋の娘・尚(江崎和代)と三角関係状態となってしまいます。

そんな人間関係の問題を孕みつつも、娘たちは海女として活躍し、断絶していた「ふんどし祭り」を復活させ、村を活性化させようと、村人たちは祭りに向って精を出すのでした……というお話。

ストーリーは上に書いたとおりですが、はじめにも書いたように、ストーリーは非情に単純であり、濡れ場の合間にちょこちょこと話が進んでいく、という印象。60分あまりと短いし、非情にからっと明るいので、何にも考えずに見る分には楽しいかもしれません。どろどろになりがちな三角関係問題も、意外なオチでさらっと捌いており、その辺は脚本の妙ですね。

しかし、立川談十郎こと10代目土橋亭里う馬(現落語立川流代表)って、こんな映画に出てたんですねぇ。