製作国:イタリア
上映時間:87分
監督:デモフィーロ・フィターニ
出演:チャールズ・サウスウッド/エットレ・マンニ/カリスト・カリスチ/クリスティーナ・ペンツ

何作ものマカロニウエスタン(ただしその全てが低予算のB級作品)を手がけたデモフィーロ・フィターニ監督の監督第一作となるマカロニウエスタン。主演のチャールズ・サウスウッドもこの作品が初出演のようです。

西部のとある町ではドノヴァン(メル・ゲインズ)率いる盗賊団が猛威を振るっていました。その手口は銀行を襲い、女子供ですら容赦なく虐殺するという苛烈なものでした。時を同じくして、バウンティ・キラー(チャールズ・サウスウッド)がホワイト・シティにやって来ます。この街はドノヴァンの兄弟であるカールソン(カリスト・カリスチ)によって牛耳られていました。街に入ってそうそう、カールソンの息子・ルーカス(ジェフ・キャメロン)と揉め事を起こすバウンティ・キラー。

一方、ドノヴァンは強盗の際に負傷し、カールソンを通して医者に視てもらおうとします。そんなドノヴァン一味の賞金を狙うバウンティ・キラーと、彼らを父(?)の仇として恨みを持つ足の悪い男・ブレイク(エットレ・マンニ)は協力して彼ら兄弟を迎え撃とうとしますが……というお話、だと思われます。イタリア語音声イタリア語字幕で視聴したため、少々自身がありません。

ストーリーはシンプルながら、撮影時のアングルがなかなか凝っいたりと丁寧に撮られている作品だと思います。主演のサウスウッドも、後年の『荒野の無頼漢』(1970)などと異なり、いたって普通のマカロニウエスタンの登場人物を演じています。その分、彼独特の味というのは少々薄まっている嫌いもありますが。

基本的にはシリアスなマカロニウエスタンなのですが、水筒を改造した水筒ガンや、松葉杖を改造した松葉杖ライフルが出てくるのは、まるでジャンフランコ・パロリーニやジュリアーノ・カルニメーオの作品を彷彿とさせます。本作の場合、しっかりと拳銃やライフルが中に仕込まれている、という正統派ではあるのですがね。